鼻水・痰・便からわかる身体の状態

東洋医学の考え方

東洋医学では、鼻水、耳垢、唾液、痰、汗、二便、帯下、生理などの排出物から、身体の状態を判断します。

身体の状態は、「寒・熱・虚・実」の四つの視点から考えます。

【寒】

透明で、さらっとしていて粘りがなく、臭いも少ない状態です。

【熱】

黄色く、粘りがあり、臭いが強い状態です。

【虚】

排出した後に身体がしんどくなる状態です。

排出物と一緒に、身体に必要な生氣まで漏れてしまっていると考えます。

大病の末期や、著しく体力が低下している高齢者では、特に注意が必要になります。

【実】

排出した後に身体が楽になる状態です。

排出物は「邪実」であり、それが身体の外へ排出されることで、身体がすっきりと楽になります。

放屁や吐物などの排出後に身体が楽になることは、治療方針を考えるうえで大切な目安になります。

東洋医学では、

寒であれば温補、

熱であれば、実熱には清熱、虚熱には補陰を行い、相対的に熱を下げる治療を行います。

また、排出すべきものは排出させることが大切です。

反対に、無理に止めてしまうと、回復に時間がかかることがあります。